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セリアック病
小腸の上皮細胞は、細胞同士がタンパク質の鎖によってしっかりと結びつき、これによって未消化のタンパク質や異物を体内に侵入させないようバリアを築いています。
これを腸のタイトジャンクションと呼びます。
腸に異物が入ってしまったとき、腸の上皮細胞がゾヌリンというタンパク質を放出し、タイトジャンクションを緩めることで、腸粘膜の細胞間に異物を押し込めて免疫細胞に引き渡しています。
免疫細胞は、体内に入り込んできた異物を攻撃し、体の外へと排除してくれる働きを担っています。
しかし、ゾヌリンが余計に分泌されると免疫細胞が過剰に働いてしまいます。
小腸の上皮細胞にグルテン由来のペプチドが取り込まれると、体内に異物が侵入して来たと勘違いし、自分の小腸上皮細胞を攻撃してしまいます。
その結果、小腸の壁に炎症が生じたり、穴があいたりしたしまいます。
これがセリアック病です。
セリアック病はグルテンに反応し、ゾヌリンの分泌が過剰なることで生じる自己免疫疾患です。
セリアック病は、どの年齢においても発症する可能性のある病気です。
セリアック病とグルテン不耐症は混合されがちです。
グルテン不耐症は、グルテンを小腸で消化吸収できない状態をいいます。
一方、セリアック病は、グルテンに反応して自分の免疫細胞が小腸を攻撃してしまう状態をいいます。
症状は多岐に渡ります
・ガス
・腹痛
・慢性の下痢や便秘
・うつ症状
・疲労感
・関節痛
・月経の乱れ