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妊娠率の低下
女性は、30歳以降妊娠率が低下します。
35歳前後からは、妊娠率の低下と流産率の増加が起こります。
妊娠するまでの平均期間では、20代前半では、妊娠を希望してから平均2〜3カ月くらいで妊娠するものの、35歳を超えると平均6カ月以上かかるようになります。
女性の結婚年齢が年々高くなっている現代、妊娠する力がすでに低下した年齢から子づくりをスタートすることになります。
明らかな不妊の原因がなくても、加齢による卵巣機能の低下によって妊娠しにくい女性が増えています。
流産の頻度は平均的には15%ですが、加齢とともに増加します。
40歳代前半では50%という報告もあります。
染色体異常
流産の80%は胎児染色体異常によって起こります。
卵子・精子は染色体減数分裂を経て成熟します。
精子が生涯作られ続けるのに対し、卵子は発生の途中で形成が止まっており、そのままの形で何十年もじっとしています。
その時間が長いと、染色体の構造が不安定になって、染色体異常が発生しやすくなるといわれています。
染色体の異常にはその程度が大きいものと小さいものがあり、異常が大きい卵子は着床する前の早い時期に死滅してしまうために妊娠に至りません。
異常が小さいと妊娠しますが、着床後発生が止まり、その結果が流産となります。
このような理由から、女性の加齢とともに不妊症、流産ともに増加します。
量と質の低下
男性は、毎日新しい精子をつくり続けていますが、女性は生まれたときには卵巣内にすべての卵子の元がすでに存在し、新たにつくられることはありません。
そのため、加齢とともに、卵子は少なくなり、その質も低下してしまいます。
女性が生まれる前には、既に、その卵巣には約200万個の卵子が備わっています。
ところが、月経のはじまる思春期頃までには約20万個にまで減ってしまいます。
そして、月経がはじまってからは、一回の周期に約1000個、1日に換算すると30~40個も減り続けると言われています。
さらに、30代半ば以降はそれに拍車がかかり、37歳で約2万5千個、そして、閉経をもってゼロになってしまいます。
残っている卵子は老化します。そのため、質も低下してしまいます。
このようなメカニズムによって、年齢が高くなるほど、排卵はしていても質のよい卵子が排卵される頻度が少なくなっていきます。
これが、年齢とともに妊娠率が低くなる、最も大きな理由です。
タイミングが大事
妊娠するには、セックスをすることが大前提です。
そして、その回数が多ければ多いほど、妊娠の確率がアップします。
毎日セックスした場合では1周期あたりの妊娠率は37%、1日おきでは33%でした。これが週に1回になると、15%に落ちます。
セックスのタイミングも、妊娠の確率に影響を及ぼします。
女性が妊娠の可能性があるのは、1周期のうちに6日間ほどあります。
そのうち最も妊娠の可能性が高いのは排卵の2日前、次が排卵の前日です。
生活習慣に気を付ける
やせ過ぎの女性は、月経不順や無排卵の危険があります。
極度のやせや無理なダイエットをすると、脳の司令塔が生命維持のために働き、生殖にかかわるホルモンの指令が後回しになってしまいます。
これが無排卵や月経不順を招くことにつながります。
タバコを吸う人は、吸わない人に比べて不妊症になるリスクが高くなります。
また、妊娠するまでに長い期間がかかり、流産や子宮外妊娠のリスクも高くなります。
妊娠した後の喫煙は、低出生体重児や早産を招きやすいことがわかっています。
受動喫煙も妊娠する力を低下させ、体外受精の治療成績を低下させるとの報告があります。
基礎体温をつけておく
基礎体温とは、朝、目が覚めたらすぐに測る体温のことで、専用の体温表を使って記録します。
グラフを数周期つけてみると自分の月経や排卵のパターンがつかみやすくなるかもしれません。
ちゃんと排卵があれば、基礎体温は月経から排卵までの低温相(低温期)、そのあとの高温相(高温期)の二相になります。