概要
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脂漏性皮膚炎とは
皮脂腺がよく発達し、皮脂の分泌の多い部位にできる湿疹です。
皮脂腺が多く皮脂の分泌の多い頭皮や顔(特に鼻の周りなど)に起こりやすい他、耳の後ろ、摩擦の多いわきの下や太ももの付け根などにも起こります。
かゆみをともない、赤くなったり、皮膚が荒れてカサつきます。
頭にできた場合には、皮膚がはがれてくるためフケ症と勘違いしてしまう方も多いようです。
放っておくと皮脂が酸化されて、加齢臭のようなニオイを放つ原因にもなります。
原因は?
新生児と、思春期以降の成人に多く、赤ちゃんでは自然治癒することが多いのに対し、成人では慢性化するケースが多いようです。
赤ちゃんでは、原因は皮脂の分泌が盛んなことと、毛穴が未発達なため分泌された皮脂が毛穴に詰まりやすいことがあげられます。
成人の脂漏性皮膚炎の原因はその詳細はまだ明確にはわかっていませんが、遺伝的要因、環境的要因、精神的ストレスなどが関与した多因子疾患と考えられています。
近年では、皮膚に常在しているマラセチアというカビ(真菌)の一種が発症に関与していることが認識されています。
マラセチアは脂腺から分泌される皮脂を栄養源としているため、皮脂の量が多くなるとマラセチアも増殖します。
皮膚の常在菌も通常の状態であれば皮膚トラブルを引き起こすことはありませんが、睡眠不足やストレス、食生活やホルモンバランスの乱れなどにより皮脂が過剰に分泌されると、異常に増殖することがあります。
女性にも珍しくない疾患
女性も月経周期の影響で、生理前の約2週間の時期に、男性ホルモンと似たような働きをする黄体ホルモンが分泌されます。
この黄体ホルモンが分泌されることで皮脂量が増えるので、ニキビが出来たり、脂漏性皮膚炎になりやすくなります。
生活習慣の見直し
成人の脂漏性湿疹は、慢性化し再発を繰り返すことも多いです。
薬によって一時的に改善したとしても、マラセチアの増殖しやすい環境のままではまた再発してしまいます。
大切なのは、日常生活の見直しです。
脂漏性皮膚炎は、生活習慣の改善でかなり予防できる疾患です。
日常の注意点
脂っこい食事を減らす
脂っこい食事を続けてとると、皮脂の分泌量が増え、マラセチアの増殖を助長することになります。
ビタミンを多く摂取する
ビタミンB群(とくにB2、B6)とビタミンCは、皮膚の代謝を改善し、ダメージの回復を早める働きをします。
紫外線をさける
紫外線は、皮膚のダメージを促進します。紫外線の強い季節は、帽子や傘で日よけをしましょう。
睡眠をしっかりとる
睡眠不足も、皮膚の抵抗力を低下させる要因です。