概要
東京で腸もみをお探しなら腸活サロン:フローラ東京
(便秘、むくみ、冷え、PMS、ダイエット)
鉄分不足とうつ
鉄分が不足すると、ヘモグロビンが十分に作られないので、貧血が起こります。
貧血が起こると、脳内にも酸素や栄養素がしっかりと届かなくなるため、十分なドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンを合成することもできなくなります。
鉄は神経伝達物質のドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン を作る酵素の補酵素として機能しています。
十分な鉄が得られないとこれら ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンが必要なときに作られず、うつ病やパニック障害と同じような精神症状を出す原因になります。
セロトニンは心を安定させる神経伝達物質です。
ノルアドレナリンはやる気を作る神経伝達物質です。
ドーパミンは快楽を作る神経伝達物質です。
鉄分と冷え性
酸素が体中に届かないと、新陳代謝が悪くなってしまい、冷え性にも繋がってしまいます。
十分な鉄分を摂ることができれば酸素が体中に行き届くので、新陳代謝も上がり冷え性を改善することへ繋がってきます。
女性の場合は生理があるためで、生理で鉄分が失われて貧血になりやすいです。
生理中に貧血で眩暈がしたりするのは鉄分が不足して体内に送る酸素が欠乏する鉄欠乏性貧血です。
エネルギー生産
鉄分は食べたものをエネルギーに変える働きをしてくれます。
エネルギーは細胞の中にあるミトコンドリアで作られます。
そして、ミトコンドリアの中には鉄が保存されています。
たとえば、過度なダイエットなどで鉄分が不足すると、ミトコンドリアに蓄えられていた鉄が使われて減っていきます。
その結果、鉄分が不足してエネルギー不足になると、身体の動きが低下し、 冷えや寒さを感じやすくなります。
鉄分不足になりやすい人
・月経時に出血が多い人。
・妊娠中あるいは産後の人(母乳には鉄が多く含まれるので、授乳している人は特に注意)。
・過度にダイエットしている人。
・肉をあまり食べない人。
運動で鉄分不足になる理由
発汗での鉄分の喪失
汗には鉄分が含まれています。
そのため、運動により大量に汗をかくと、僅かずつですが体内の鉄分が失われてしまいます。
鉄の大量需要
激しい運動を続けることにより、身体は多くの酸素を必要とします。
すると、酸素の供給量を増やすために、身体は多くの赤血球を必要とします。
その結果、体内で貯蔵されている鉄分が消費され、それでも足りないと鉄分が不足します。
内出血等による溶血
運動を続けると、その衝撃により筋組織内の毛細血管が内出血をします。
すると、体内で内出血をしてしまい、それにより鉄分が失われてしまいます。
特に、ランニングによる足裏への衝撃で、足にある毛細血管が壊れやすいです。
ヘム鉄と非ヘム鉄
ヘム鉄は動物性タンパク質の食品に多く含まれており、体内への吸収率は10~20%といわれます。
鉄分補給に効果的です。
多く含まれる食品には、牛肉・あさり・うなぎ・いわし・かつお・まぐろ・レバーなどがあります。
非ヘム鉄は植物性タンパク質の食品に多く含まれています。
非ヘム鉄のままだと体内への吸収率は2~5%といわれています。
吸収率だけみるとヘム鉄を摂る方が効率がいいように思いますが、動物性タンパク質にはビタミンB6、ビタミンB12が多く、植物性タンパク質には葉酸が多く含まれています。
どちらも赤血球の合成に必要な成分です。バランスよく摂取するよう心がけましょう。
摂りすぎも注意
鉄は空気にさらされると、次第にサビつきます。
この現象が酸化ですが、同様のことは体内でも起きています。
ここで問題なのは、鉄と酸素が反応すると、活性酸素が発生することです。
活性酸素は遺伝子に傷を付けたり、動脈硬化を促します。
鉄の摂り過ぎには注意が必要です。
どのような人が取りすぎになりやすいのか?
鉄は貯鉄もできますが、取りすぎると体内で正しく分解されずに肝臓に貯まってしまいます。ほうっておけば肝機能障害がおこります。
閉経している女性
生理のない人は、生理のある若い女性の半分以下の鉄分でOKです。
スポーツしていない人
激しいスポーツをしているアスリートは、多くの酸素が必要になりますので、その分の鉄分を補う必要があります。
しかし、スポーツをしていない人は、むしろ取りすぎないように注意してください。
肝臓が悪い人
取りすぎた鉄は肝臓に貯まります。
レバー肉に鉄が多いことからも、想像がつくと思います。