食事が炎症を引き起こす
便秘改善の為には食事も大切です。
身体に炎症を引き起こす食物には気を付けましょう。
老化や肥満は細胞の炎症反応の関係していますので、炎症を引き起こしてしまう食べ物は取らないほうが良いです。
反対に炎症を抑える食べ物を摂りましょう。
糖質の害
特に気を付けたいのは糖質です。
糖質は細胞膜を破壊し、細胞の炎症反応を引き起こしてしまいます。
破壊された細胞膜から老廃物や毒素が漏れ出し、それが血流にのって全身に巡り、脳の中にまで入り込んでしまいます。
脳には自律神経を司る視床下部やホルモンを分泌する脳下垂体があります。
脳下垂体は副腎へ副腎皮質刺激ホルモンを分泌する場所です。
そこが障害を受けてしまうと副腎皮質ホルモンが必要な時に分泌されなくなり、炎症が抑制できなくなってしまいます。
また、糖質は腸内環境を悪化させてしまうので、免疫力が下がり、毒素が身体に溜まり、代謝が下がってしまいます。
これが糖質を抑えたほうが良い理由です。
GI値の高いものから低いものに変更するなどして徐々に糖質を減らし、無理なく食事を改善していきます。
※GI値とは食後に血糖値が上がる速度を食品別に表した数値です。GI値が高いほど血糖値が上がりやすく、GI値が低いほど血糖値が上がりにくいということです。
また、お酒やたばこ、加工食品など身体から栄養素を奪ってしまうものを摂取するのは避け、身体に良い脂質を取りましょう。
良質な脂肪
私たちの身体の細胞はすべて油の膜に包まれていると言われています。
健康を維持する為には脂質を摂るだけでなく、脂肪酸のバランスも必要です。
脂肪酸の中で体内で合成することが出来ない脂肪酸を必須脂肪酸と言います。
必須脂肪酸にはオメガ3とオメガ6があります。
オメガ3はアレルギー抑制、炎症抑制に働き、オメガ6はアレルギー促進、炎症促進に働きます。
このオメガ3とオメガ6のバランスは1:4がベストです。
しかし、過酸化脂質やトランス脂肪酸(マーガリンやショートニングなど)を多く取っている現代人のオメガ3とオメガ6のバランスは1:10~1:50になっています。
当院の食事指導
食事に関しては気を付けなければいけないことが沢山あります。
しかし、あれはダメ、これもダメなど我慢し続けているとストレスになってきます。
ストレスが溜まるとコルチゾールが分泌され免疫力が低下してしまいます。
当院では無理なく食生活を改善していけるよう指導していきます。
また、身体の中の状態を良くし内臓の状態を正常にすることが大切です。
どんな栄養を摂るにしても内臓が正常に働き、消化、吸収ができることが大前提です。
健康体になってくると自分の身体に敏感になり、自然に身体に悪いものは摂らなくなってきます。
食事に関して、真逆の説が沢山あります。
1日3食がいい、いや1食のほうがいい。
朝食は食べたほうがいい、いや食べないほうがいいなど。
何が正解なのか分からないという意見を患者様から多く聞きます。
当院では進化医学に基づいた食事法を提案させて頂いております。
それと腸もみを組み合わせることで大きな効果を得ています。